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2026/07/23 23:14

「新作なのに最初から20%OFF」「全商品がいつ見てもセール価格」。そんな表示に違和感を覚えたことはありませんか。

ゴスロリ通販WithUが、見せかけの値引きに惑わされず価格の根拠を見極める方法、二重価格表示の仕組み、広告から購入する際の注意点、購入後に困った場合の相談先まで分かりやすく解説します。

【値引き販売のからくりを解説するイメージ画像】


新作商品が掲載された直後から「通常価格12,500円→20%OFFで10,000円」と表示されていたら、その12,500円はいつ、どのくらいの期間、実際の販売価格として使われていたのでしょうか。

値引き販売そのものが問題なのではありません。販売実績のない価格や、今後その価格で販売する確実な予定がない価格を比較対象として表示し、実際以上に安く見せることが問題です。


ゴスロリファッション通販WithUでは、価格も商品選びに欠かせない重要な情報と考えています。

今回は、新作商品にも一律の割引を付ける表示の注意点と、通販で失敗しないための確認方法を具体的に解説します。


◆新作が掲載直後から20%OFFになる不自然さ

例えば、初めてショップへ掲載された商品に、次の価格が表示されていたとします。

通常価格:12,500円
20%OFF価格:10,000円

本当に確認すべきなのは、20%という数字ではありません。

「12,500円で通常販売されていた期間があるのか」

「今後、12,500円で販売する確実な予定があるのか」

という点です。

商品が販売開始時から10,000円でしか販売されていないのであれば、購入者にとって実質的な販売価格は10,000円です。

根拠のない元価格を自由に設定できるのであれば、同じ10,000円の商品でも、次のような表示ができてしまいます。

通常価格12,500円→20%OFFで10,000円

通常価格14,300円→約30%OFFで10,000円

通常価格20,000円→50%OFFで10,000円

支払う金額はすべて10,000円ですが、割引率が大きいほどお得に見えます。

だからこそ、割引率ではなく、比較元となる価格に客観的な根拠があるかを確認することが重要です。


◆新作セールがすべて違法という意味ではありません

新作を発売記念価格や先行価格で販売すること自体は、直ちに違法になるわけではありません。

例えば、販売期間を明確に示したうえで、期間終了後に確実に通常価格へ変更し、その価格で相応の期間販売する計画がある場合などです。

一方、次のような表示には注意が必要です。

・販売したことのない価格を「通常価格」と表示する

・掲載直後の商品を過去の通常価格から値下げしたように見せる

・セール終了後も価格を戻さず、割引表示を続ける

・元価格で販売する期間が極端に短い

すべての商品が常に同じ割引率になっている

消費者庁は、販売実績の全くない商品や、販売開始直後の商品について、「当店通常価格」などから値引きしたように表示する行為を、不当表示に該当するおそれがある例として示しています

◆過去の通常価格として認められる目安

過去の販売価格を「通常価格」として表示する場合、消費者庁の価格表示ガイドラインでは、一般的な判断の目安が示されています。

・セール開始前の8週間において、その価格で販売していた期間が過半を占めている

・その価格で販売していた期間が通算2週間以上ある

・その価格で最後に販売した日から2週間以上経過していない

ただし、形式的に価格実績を作るためだけに、一時的に高い価格を設定した場合は、通常販売していた価格とは認められないことがあります。

実際に購入者がいたかどうかだけでなく、通常の販売活動として、その価格で本当に販売していたかが判断されます。

◆一律20%OFFが価格改定を見えにくくする落とし穴

常に同じ割引率が表示されていると、購入者は元価格よりも「20%OFF」という数字を記憶しやすくなります。

例えば、最初は次の価格だったとします。

表示価格12,500円
20%OFFで10,000円

1か月後、価格が次のように変わっていたとします。

表示価格15,000円
20%OFFで12,000円

どちらも「20%OFF」ですが、実際の支払額は2,000円上がっています。

割引率だけを見ていると、販売価格が値上げされたことに気づかない可能性があります。

価格改定そのものは珍しいことではありません。しかし、常に同じ割引表示が付いていると、現在の販売価格が本当に安いのか、以前より値上がりしたのかが分かりにくくなります。

お買い物の際は、割引率ではなく、最終的に支払う金額を確認してください。

◆広告から商品を見たときほど注意が必要です

Google検索やSNSなどの広告では、一つの商品だけが大きく表示されることがあります。

そのショップを以前から利用していない方は、過去の販売価格や、ほかの商品も同じ割引率になっていることを知りません。

「20%OFF」
「セール価格」
「通常価格から値下げ」

という表示だけを見ると、期間限定のキャンペーンや、今だけの特別価格だと受け取ってしまう可能性があります。

ここには大きな購入リスクがあります。

・売り切れる前に買わなければならないと思ってしまう

・本来の予算を超えて購入してしまう

・後払いなどを利用して無理に注文してしまう

・ほかのショップと比較せず購入してしまう

・必要性を十分に考えず衝動買いしてしまう

広告から商品ページへ入った場合ほど、すぐに注文せず、ショップ全体の価格表示を確認してください。

多数の商品が常に同じ割引率になっている場合は、「なぜ今安いのか」「セールはいつまでなのか」「通常価格で販売された期間があるのか」を落ち着いて考えることが大切です。


◆当店が楽天市場への出店経験から学んだこと

WithU運営会社は、過去に楽天市場へ出店していた経験があります。

当店が出店準備を行った当時は、申込者(法人)の確認だけでなく、事業所在地、取扱商材、店舗内容などについて審査が行われました。

また、楽天大学などの研修を通じて、通販運営に関係する法令、価格表示、禁止行為、店舗運営上の注意事項を学び、確認テストに合格しないと出店出来ない仕組みでした。

ネットショップは、システム上で価格を入力できれば、どのような表示をしてもよいわけではありません。

販売者自身が景品表示法特定商取引法消費者契約法などを理解し、購入者が誤認しない表示を行う責任があります。

BASEの利用規約においても、ショップ運営者には景品表示法を含む関係法令の遵守が求められています。


◆購入前に確認したい5つのポイント

1.新作商品にも最初から割引が付いていないか

掲載直後から値引きされている場合は、比較元価格の根拠を確認しましょう。

2.ほぼすべての商品が同じ割引率ではないか

全商品が長期間、一律20%OFFなどになっている場合は、セールの理由と期間を確認しましょう。

3.セールの終了日が書かれているか

終了日がなく、常に割引表示が続いている場合は、実質的な通常販売価格である可能性があります。

4.割引率ではなく支払額を比較したか

「50%OFF」でも、他店の通常価格より高い場合があります。送料や手数料を含む総額で比較してください。

5.返品条件や運営者情報が明確か

特定商取引法に基づく表記、所在地、連絡先、発送期間、返品条件も必ず確認してください。


◆すでに購入してしまった場合の対応

割引表示を信じて購入した後に、価格表示へ疑問を持った場合は、次の情報を保存してください。

・商品ページ全体のスクリーンショット

・元価格、割引率、販売価格が分かる画面

・セール期間やキャンペーン説明

・注文確認メール

・決済記録

・ショップとのやり取り

そのうえで、まず購入したショップへ、価格表示に疑問があることと、キャンセルまたは返品を希望することを連絡してください。

ただし、インターネット通販には原則としてクーリング・オフ制度がありません。キャンセルや返品が必ず認められるわけではなく、ショップが表示している返品特約や、注文・発送の状況によって対応が異なります。

ショップと解決できない場合は、消費者ホットライン「188」へ相談すると、地域の消費生活センターにつながります。相談員から対応方法の助言を受けたり、状況によっては事業者との話し合いを支援してもらえたりする場合があります。

景品表示に関する情報は消費者庁へ提供できます。ただし、消費者庁への情報提供は個別の返金を直接仲介する制度ではありません。

BASEショップの場合は、商品ページの通報機能から情報提供することもできます。キャンセルについては、まずショップへ連絡し、連絡が取れない場合などはBASEサポートへ状況を伝えてください。


◆WithUの価格表示方針

WithUでは、新しく掲載した商品へ、販売実績のない価格を元値として割引表示することはありません。

仕入価格や為替、国際送料などの変動により販売価格を改定する場合はありますが、根拠のない通常価格を設定し、見せかけの割引率で購入を急がせる販売は行いません。

ゴスロリファッションは、決して安いお買い物ではありません。

だからこそ、お客様が割引率に惑わされるのではなく、デザイン、セット内容、サイズ、品質、価格、ショップの対応を総合的に比較し、納得したうえで選べることが大切だと考えています。

◆FAQ
Q.新作が20%OFFなら必ず景品表示法違反ですか?
A.必ず違反になるわけではありません。過去の販売価格に十分な実績がある場合や、期間終了後に確実に販売する将来価格を明確に示している場合などは、適正な表示となることがあります。

Q.全商品が同じ割引率でも問題ありませんか?
A.一律割引だけで直ちに違反とは断定できません。ただし、割引の理由や期間、比較元価格の根拠が分からず、常に同じ状態が続いている場合は慎重に確認する必要があります。

Q.割引表示を信じて購入した場合はキャンセルできますか?
A.自動的にキャンセルできるわけではありません。通販には原則としてクーリング・オフ制度がないため、返品特約や発送状況を確認し、できるだけ早くショップへ相談してください。

Q.困ったときはどこへ相談すればよいですか?
A.個別の契約や返金については、消費者ホットライン188を通じて、地域の消費生活センターへ相談してください。景品表示に関する情報提供は消費者庁、BASEショップに関する情報提供は商品ページの通報機能も利用できます。

◆WithUで安心してお買い物いただくために
WithUでは、価格表示だけでなく、ご注文からお届けまでの流れ、商品説明、サイズ、セット内容などを事前に分かりやすくお伝えすることを大切にしています。

ゴスロリファッションや王子系ファッションは、デザインが複雑な商品や、複数のアイテムで構成されたセット商品も多くあります。

「いつ頃届くのか知りたい」
「注文後はどのように進むのか確認したい」
「商品説明のどこを見ればよいのか分からない」
「セットに含まれるものを確認してから注文したい」

このような疑問がある方は、ご注文前に次の記事もご覧ください。

【よくあるご質問】お届けまでの流れと、安心してご利用いただくために
ご注文から商品のお届けまでの流れや、発送時期、注文後の確認事項などをご案内しています。

https://www.withu.tokyo/blog/2025/04/10/050201

失敗しないお買い物のために~商品説明ガイド~
サイズ、カラー、セット内容、素材など、商品ページで確認していただきたいポイントを分かりやすく解説しています。

https://www.withu.tokyo/blog/2025/04/25/155725

割引率の大きさだけで商品を決めるのではなく、最終的な販売価格、商品内容、サイズ、発送条件、返品条件、ショップの案内体制まで確認することが、通販で後悔しないための大切なポイントです。

WithUでは、お客様が表示に急かされることなく、商品内容を十分に確認し、納得したうえでお買い物を楽しめるショップ運営を続けてまいります。


執筆:WithU 店舗運営責任者